バイクの前乗りについて考える。

トライアスロン解体新書 運営日誌

トータルバイク指導の写真

昨日は、柴田卓也プロコーチと一緒にやっているトータルバイク指導を開催しました。

今回の参加者は6名。東海地方だけでなく、東京と長野からも1人ずつ参加してくださいました。

ということで、少しでも多くのことを学び取ってもらおうと、柴田コーチの指導にも熱が入ります。

というか、熱が入りすぎで時間オーバー(苦笑)
大慌てで会場を撤収するという事態になりちょっと大変でした。

今回はポジションを大幅に修正する方が多かったことも時間がかかった原因の一つです。

バイクの場合、ポジションが決まらないと始まらないので仕方ないですね。

さて、柴田コーチの指導では基本的に前乗り・骨盤を寝かせるポジションになります。

ロード雑誌などで書かれていることとまるっきり反対(苦笑)

どちらが正しいんでしょうかね〜

ということで、前乗りはホントのところどうなのか?ということテーマで考えてみたいと思います。

じつは、僕はトライアスロンを始める前は6年間ロード乗りでした。当時のポジションはモチロン後乗り。骨盤については、写真を見る限りは極端に立てたポジションでは無かったようです。

で、そのままでトライアスロンを始め、まわりを真似してDHバーをつけてみたものの…

どうもしっくり来ないんですね。

  • 前傾が深くなってお腹が苦しい
  • ペダルに体重を乗せにくい

という感じで、DHバーのメリットがあまり感じられませんでした。当時のポジションがこんな感じ。サドル位置は普通ですね。

後乗りのビアンキ

ビアンキからシーポに買い換えてから、自分なりにDHバーで快適なポジションを試行錯誤していくと・・・

いつのまにか前乗りに(笑)下の写真のようにサドルを前に出せるだけ出して、なんとかしっくり来るポジションになってました。

前乗りのシーポ

ちなみに、このシーポはシートアングルが立っているので何とかなりましたが、上の写真のビアンキではシートアングルが寝ているのでどんなにサドルを前に出しても、ここまで前乗りはできません。

それから前乗りのポジションになった時点で、必然的に骨盤は寝かせたくなります。立ててるとお腹が折り曲げられて苦しいですからね〜。

こうしてバリバリの前乗りになって数年経ちますが、個人的には雑誌などで書かれている

「前乗りすると太ももの前ばかり使うのですぐに疲れてダメ」

というのは正しくないと思っています。

ちゃんとポジションを作って、適切な体の使い方を覚えれば、前乗りでもお尻やハムスト主体で走ることは可能。さらに、前乗りだと一番効率よく踏める角度(クランクが水平になる角度)のときに体重を使ってペダルを踏みやすくなります。これができるようになるとかなり楽に進むようになるんですね。

これを詳しく書き始めると長くなるのでまた別の機会にしますが、DHバーをつけてイマイチと感じている人は是非前乗りのポジションを検討してもらいたいと思います。

ポイントとしては

  • DHポジションをとったときに肘の角度が90〜100°ぐらいになる
  • そのときに腰・背中が伸びきらない

という感じになるようにサドルを前に出してみましょう。例として今の僕のポジションはこんな感じです。

前乗りオルドゥ

真横からの写真が見つからなかったので中途半端なアングルですが、肘の角度は90°ぐらいになってますよね?

ちなみに、サドルを少し上げることとハンドルを下げることも忘れずに。

一般的に後乗りで適正なサドル高さになっている場合、前乗りではサドルを上げないと低くなってしまいます。逆にハンドルは下げないと高く感じてしまいます。

ただし、ロードバイクだとどんなにサドルを前に出しても無理な場合があります。逆にもしTTバイクに乗っているなら前乗りポジションにしないと損です。前乗りにすればDHバーで走るのが楽しくなりますよ。

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