2005トライアスロン伊良湖大会-2

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トイレ探し

周回コースに入ると、いよいよ小便に行きたくてしょうがなくなってきました。上級者は走りながら小便をするそうですが僕にはそんなことはできないのでトイレを探すことに。

半周ほど走った所でコース上に「WC」という文字が。すぐにそこで止まってボランティアの女子高生にトイレの場所を聞くと、なんとトイレはコースから100mぐらいはずれた所。おまけに便所までは砂利道。自転車で行くにしても歩いて行くにしてもあまりにもタイムロスが大きすぎると判断。「やっぱりバイクが終わるまで我慢だ!」と思い直して再び走り始めることにしました。

しかしまだ4周残っているし、時間にして1時間以上は走る必要があります。案の定、2周目に入るとますます便意が強くなり力も入らなくなってきました。と、そのとき沿道にあるガソリンスタンドの看板が目に入ります。「スタンドに便所あるやん!」とひらめき急遽スタンドにストップ。レースを観戦していた従業員の人にトイレを貸して欲しいとお願いして事なきを得ました。これでタイムロスは最小限で済んだと思います。いや〜、ホント助かりました。快くトイレを貸してくれたスタンドの人には感謝感謝です。

身軽になったお陰で後は快調に走ることができました。最終的に平均38.4km/hで60kmを走りきることができたのでままずまずの結果でした。

痛みとの戦いになったラン

さて、いよいよ最後のランです。ランが苦手なので20kmという距離と峠を越えるアップダウンのあるハードなコースはかなりの不安がありました。しかし走り出すと意外に身体は軽く最初の5kmのアップダウンはあっという間に過ぎ単調でフラットな海岸線沿いのコースへ。このころか右アキレス腱の痛みが気になり始めます。実は前日から少し痛かったのですが、その痛みが徐々に激しくなってきました。

10kmの折り返し地点で順位は18〜19位ぐらい。このまま行けば20位以内は厳しいが30位以内は固いなぁと思っいたのですが・・・この頃から右アキレス腱の痛みが徐々に激しくなってきました。ジョギング程度のペースにまで落としても状態はよくならず、その間にもどんどん抜かされていきました。

何とかしたいけど、痛くて走れない。

折り返してからのランは本当につらかったです。さらに残り5kmでまたアップダウンの激しい区間へ。登りよりも下りの方が足の痛みに応えました。もう集中力も切れていましたが、一旦歩くともう二度と走りだせない気がしたので歩かないようには努めました。

残り3kmの看板が見えたところでふと腕時計を見ると3時間45分。いまのペースなら確実に4時間は超えてしまう。ここでなぜか4時間は絶対切りたいという思いが湧いきました。そして痛みをこらえてペースを上げることに。こういうときは余り痛みを感じなくなるもので(苦笑)痛いなりにペースが上がり一旦は抜かされた選手をまた抜かすこともできました。

そしてなんとか3時間55分46秒、総合30位、年齢別12位でゴール。ゴール後は嬉しさよりも足の方が心配でした。すぐに氷でアイシングしましたが普通に歩けないぐらい痛くなっていました。

今回は貴重で二度と経験したくないことを色々経験しました。これを糧に来シーズンはさらに上を目指して頑張りたいですね。

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