Y氏 初の海外遠征(IM70.3シンガポール)その3

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18日(日)レース当日 

04:00 起床。

前日にチェックしていたインルームダイニングをオーダー。オムレツには何を入れたいんだ?パンはどんなんがいい?フルーツはなにが好きだ?などとこちらの希望を細かく聞いてくれる。丁寧な英語で話してくれて助かるが、分からないところは適当に答えていると、頼んだ記憶の無い甘いマフィンと山盛りのオレンジがついてきた。

05:00 ホテルを出発。

到着してまずナンバリング。ナンバーはタイトルスポンサーのロゴも一緒にスタンプでやってくれるので、かなりきれいに仕上がる。ちょっとだけプロ気分。日焼け止めを塗ると結局とれちゃうんですがね。

race number はハンコです

race number はハンコです

そしてさらにナンバリングコーナーにはワセリンと日焼け止めが自由に使えるようにおいてありました。これはうれしい心遣い。フロアポンプも共用のが2つ置いてありましたよ。

ナンバリングの後はバイクにボトルと補給食をセット。

当日朝 おのおの準備中 まだ暗い

当日朝 おのおの準備中 まだ暗い

 最後に荷物を預けて準備万端。

Race Day 荷物預けます

Race Day 荷物預けます

荷物預かってくれました

荷物預かってくれました

スタートを待つ間、ボランティアに話しかけてみて時間をつぶす。シンガポール人は中国系とマレー系が多いらしく、かなりユニーク。 

ボランティアもテンション↑

ボランティアもテンション↑

7:00過ぎ いよいよスタートが近づく。スタートエリアには演奏隊(?)がスタートを盛り上げる。とてもいい雰囲気。

7:15 エリートがスタート。

7:50 私の第5ウェーブがスタート!スイムコースは一度浜に上がる2周回。ややウネリがある感じだが、波はすくなく比較的泳ぎやすい。視界が悪いが、海は青く水も冷たくて気持ちいい。ただ人が多くて最後までバトルが続いた。さらに平泳ぎの選手が結構多くて横腹や足を蹴飛ばされた。コースも狭いような感じで、なかなか割って入っていけない。

なんだかんだでスイムアップ。ウェット無とはいえ、最遅タイム。

 T1(スイム→バイク)

トランジットはせっかくなので走ってみる。トランジションエリアまではカーペットがひいてあり、変なものを踏んでもあんまりいたくない。ありがたい。

シャワーコーナーでしっかりと海水を洗い流す。

レースナンバー、サングラス、ヘルメットを装着し、日焼け防止にアームカバーを装着。毎度ながら腕が濡れているので手間取る。手袋も装着して出発。

バイク

乗車ラインを越えて乗り始めるが、ケイデンスが動いていないことに気づき後方を確認して停車。マグネットを調節して出発。

コースはほぼフラットの3周回。一部狭いところがあるので、ドラフティングにならないように気をつけながら走る。

時折ものすごいスピードの選手が集団で抜いていく。同じようなスピードであればどうしてもああなってしまうのだろうな。

コース内には減速帯が数か所ある。うち三か所ほどは大きく盛り上がっているので、うまく減速しないとバウンドして、ボトルがおちそうなる。

とにかく平坦で、へんな穴ぼこもなく綺麗な路面。風も強くなく気持ちよく走れた。天気も雲がおおかったせいか、そこまで熱く感じることはなかった。

 T2(バイク→ラン)

バイクをおり、ラックへ。

ポケットのなかのごみを捨てたり梅干しを食べたりしてしばし休憩。気分を変えていざ出発~

ラン

ランは公園内を3周。

交通規制をしているわけではないので、コース内に自転車や散歩の人が入ってくる。

飽きたのか座り込んでいる談笑しているボランティアもいたが(笑)、一生懸命声をかけてくれるボランティアもいた。今回はランで歩かずに最後まで走り続けることを目標としていたので、レース中にボランティアに話しかけるのは禁止だと自分に言い聞かす。体は動くが、調子に乗らずに慎重に同じリズムを心がけて走るようにする。

エイドは1.5キロおきにあり、ジェルや冷たいスポンジを置いているエイドもあって困ることはなし。エイドでもコミュニケーションはお礼&ハイタッチまでにして頑張る。得意種目(?)だがここはガマン。

2周目くらいから徐々に体が動かなくなってくるが、もうひとつの目標であった6時間30分がクリアできそうな感じだったので、ラップを考えながら集中力を切らさないように走る。

残り5キロ。じわじわラップタイムが落ちてくる。このままのペースでは目標タイムのクリアは不可能。だったらもう歩いてしまおうかな、と弱い自分がでてくる。

一瞬スピードを緩める。が、

「いやまて、いまからでも決して挽回不可能なタイムではない。ここで歩くと意味ないぞ。自分で決めた目標を自分が反故にしてどうするんだ。」

練習してきた自分を信じて再度気持ちを入れなおす。

さして速いタイムではないが、息もあがってつらい。でも歩かないという決意と目標タイムにむかって悔いのないように全力でいく。

最後のエイドでは頭から水をかけてもらい再度気合を注入。ボランティアの声援に背中を押してもらい、ゴールまでしっかり走ってフィニッシュ。

finish gate

finish gate

目標タイムをクリアした以上に、自分に克てたことがうれしかった。

今回は自分自身にとって、とても価値のある完走だった。

 フィニッシュタイム 6:29:10

最高気温31度 曇り後雷雨 平均湿度91%

完走~ 勝手にステージに上がって記念撮影

完走~ 勝手にステージに上がって記念撮影

その4(レース後の話)へ

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