自動車の運転と一緒で、何事も慣れ始めた頃が注意が必要です。
経験は余裕をうみますが、同時に油断のもとにもなります。
今回はそんなお話です。
それはレースまでずいぶんと忙しい毎日で、前日も遅くまで残業しておりました。
普段であれば、前日までにきちんと準備をしておくのですが、
仕事で疲れていたことと、
必要な道具はわかっているから当日朝に用意しても大丈夫だろう
という甘い考えでその日は就寝。
レース当日、少し早い目に起きて準備を開始。
ちょっとバタバタしたけれど、必要なものをすばやくパッキング。
やはり経験をつんでいると準備もはやいねぇ、なんて思ってたらとんでもない失敗が。
レース会場でバイクを組み立て、トランジションエリアに各種ギアをセット。
スイム会場でアップをしているときに事件が発覚。
曇り止めをしたにもかかわらず、どうもゴーグルが曇る。
いったん水からあがって再度塗りなおそうと思ってみると、
なんと曇り止めとポケムヒを間違えて持ってきているではないか！
形状が似ているお前が悪い、とポケムヒを責めても埒があくわけでもなく、
潔く曇り止め無しで泳ぐには泳力が不足している。
ポケムヒをもって呆然としていると、近くの選手が状況を見かねて曇り止めを貸してくれました。
心優しいトライアスリートのおかげで事なきを得ましたが、事前準備の重要性を再認識しました。
反省点
- 準備は翌日までにしっかりと。
荷物の事前準備は、練習とレースの同一直線上にあり。 - あややが洗顔と歯磨き粉を間違えたという、はるな愛がモノマネしてるあの件をおもいだした。
そんなアホなことがあるかいな、とコンサートで思っていたが（会場におりました）、私も同じようなことをしてしまった。
あややを疑ってしまった私。反省です。 - 選手はコンペティターであると同時に、同じ趣味を持つ仲間。
困ったときはお互い様。困ってそうな選手には私も積極的に声をかけてあげるようにします。
会場での助け合い
今回Y氏は他の選手に助けてもらったようですが、こういうことはよくあります。僕も近くの人にワセリンを貸したことがあります。困った時はお互い様ですから、どうしようと悩まずにまずは近くに人に声をかけてみましょう。同じ趣味の仲間ですから無茶なことで無い限り親切に対応してくれる人が多いですよ。逆に、自分が声をかけられても親切に対応できるように気持ちの余裕を持っておきたいものですね。
曇り止めを忘れたら･･･
実はとっておきの曇り止めがあります。それは唾液です。僕は曇り止めを忘れた時は指を舐めて濡らしそれをゴーグルに塗ります。 これが意外と効果があります。衛生的にどうかという疑問もありますが曇って見えなくなるよりはましですからね。緊急時の対応として知っておくと便利ですよ。
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