久しぶりの更新です。
2017年のメインレースは五島トライアスロンのつもりだったのですが、3月〜5月ぐらいまで家庭の事情でトライアスロンどころではなくなってしまい、全然練習できない+臨時出費で懐も苦しい、ということで五島への参加は断念(泣)
今年はレースどころじゃないかなと思っていたのですが、幸いにも伊良湖Bタイプに当選し、家庭の方も落ち着いてきたので、気を取り直して参加することに。ついでに銚子マリーナトライアスロンにも家族旅行を兼ねていくことにしました。
ということで5月後半から練習を再開したものの、7〜8月中旬まで練習時間を大幅に削らなければならない事件が起こり、週の練習時間が5〜6時間程度しかとれない状態のまま伊良湖を迎えようとしています。
そんな状況の中、6月末にスタミナ・サポート株式会社というところから、「カツサプ」というサプリメントをブログで紹介してもらえないか?というオファーをいただきました。
どうしようかちょっと迷ったのですが、面白そうだったので試供品をいただきました。それをこれから紹介したいと思います。ちなみにまだ使ってません。伊良湖大会での秘密兵器(笑)として使う予定なので、使ったらまた詳しく報告したいと思います。
カツサプとは何か?
カツサプは天然カツオから抽出されたカツオ・ペプチドを主成分とするサプリメントです。次のような効果があるとされています。
- 運動時処理しきれない血中乳酸を「エネルギー」に転換させることで、持久力・パフォーマンスを向上させる
- 筋損傷・筋ダメージを緩和することで、筋疲労と筋肉痛を軽減し、回復時間を大幅に短縮すること
カツサプ公式サイトには上記のことを3つに分けて説明しています。
- 持久力アップ・疲労軽減
- 回復期間の短縮
- 筋肉ダメージの軽減(筋肉痛・脚つりの緩和など)
これがほんとうならトライアスリートのとって嬉しいサプリメントですね。
効果がでる理由や試験結果などはカツサプ公式サイト に詳しく書かれています。ただ、なぜカツオ・ペプチドにそんな効果があるのか生理学的に書かれていないので胡散臭さがあることは否めません。
カツオは自然界における乳酸分解のプロフェッショナルで、古くから「疲労回復」の伝統食材として親しまれています。
と書かれてもねぇ・・・。カツオが疲労回復の伝統食材という話は初耳ですし。「何故効果があるのか?」ということはあとで考察してみたいと思います。
サプリメントというとドーピングが気になる人もいると思いますが、カツサプはドーピング検査クリアしています。公式サイトには証明書も掲載
されておりその辺りはしっかりしているようです。
カツサプのターゲット
マラソン、トレイル、ロードレース、トライアスロン、登山、クライミングなど持久系のスポーツに取り組んでいるアスリートがターゲットになります。
公式サイトのATHLETE VOICE にはカツサプを使ったアスリートの感想が掲載されていますが、みなさんウルトラランナーやトレイルランナーのようでトライアスリートは掲載されていませんでした。
感想だけを見ていると長距離の方々ばかりなので、少なくともトライアスロンのロングには効果を期待できそうに感じますね。
カツサプの飲み方は?
カツサプは毎日もしくは毎回の練習でこまめに飲むものではなく、「大事なレース」「記録を更新したい」「回復期間を大幅に短縮したい」「追い込み練習」といったここぞと言う時に使う運動補助食品となっています。
運動毎にどういうタイミングで飲むかを書いたが図も公式サイトの掲載されていますが、基本的には運動前に飲み、あとは1.5〜2時間毎に定期的に追加補充していくという飲み方になります。
今回、伊良湖トライアスロンのBタイプに出場する旨を伝えると、丁寧に飲み方も教えて頂けました。
スタート前30分以内に2袋、42km地点でもう1袋ということですが、バイクの終わりかけ直前という距離なのでバイク終了後のトランジットで飲もうと考えています。オリンピックディスタンスなら基本的にこのパータンになりそうですね。ロングだとバイクで3袋、ランで1袋ぐらい飲むことになりそうです。
カツサプのお値段
2017年8月の時点での価格は次のようになっています。
2袋:¥1,980(税抜)
7袋:¥5,940(税抜)
飲み方のところでも書きましたが、オリンピックディスタンスで3袋、ミドルなら4~5袋、アイアンマンなら6〜7袋ぐらい必要だと思います。そう考えると一般的なサプリメントと比べてかなり強気の価格設定ですね。それだけ効果に自信があるということなのでしょう。
販売元について
販売元は「スタミナ・スポーツ株式会社」というところです。設立は平成27年11月なので2年ほど前にできた会社で、新宿に本社があります。主な事業内容は運動補助食品の企画・販売となっていますが、カツサプ以外の商品は販売していないようです。
どのようなメカニズムで効くのか?
公式サイトにはカツサプの効果について詳しく書かれていますが、根本的な「なぜカツオ由来の成分にそんな効果があるの?」というのがイマイチスッキリしません。
もうちょっと科学的な根拠が欲しいな〜と思い、カツオ・ペプチドとは具体的にどういうペプチドなのかを、スタミナ・スポーツさんに問い合わせてみたところ
「イミダペプチドに近い成分でカツオに特化したペプチド」
ということでした。イミダペプチド(イミダゾールジペプチドが正式名称?)というのは鳥類やカツオ/マグロなどの回遊魚に筋肉に多く含まれている成分で代表的なものにカルノシンとアンセリンがあります。
大阪市立大学の研究で確かに抗疲労効果があることが示されていて、持久力アップや疲労回復などに画期的な成分として数年前に日本予防医薬さんからドリンクタイプのサプリメントが発売されています。ちなみに日本予防医薬さんが運営しているサイトにイミダペプチドの効果などが詳しくまとめられています(自社商品を押し売りするようなサイトではなく比較的良心的に説明しているサイトです)。
そんなイミダペプチド中のアンセリンには次のような効果があることがわかっています。
- 抗疲労効果
- 活性酸素消去能
- 血圧降下作用
- 抗炎症作用
- 尿酸値降下作用
イミダペプチド(尿酸値を下げる作用はカツオ由来のアンセリンで始めて発見された特性だそうです。
「カツオに特化したペプチド」というのがどうもスッキリしませんが(新発見成分?)、カツサプの効果効能を見ているとアンセリンの効果と被るのでメインはアンセリンかな?と予想します。そうすると少なくともアンセリンの効果はあるわけで、持久力アップや疲労回復に一定の効果があることは確かに期待できそうです。
そもそもイミダペプチドはホントに効くのか?
実は2014年にイミダペプチドのドリンクサプリが発売されたときに、モニターキャンペーンで10本購入して飲んだことがあるんですよね。記事にもしました。
確かそのときはイミダペプチドの効果を感じるためには5日以上飲み続ける必要があると聞いていたのですが、先ほど紹介した日本予防医薬さんが運営しているサイトでは2週間以上継続して飲む必要があると書いてますね。
でもモニターセットは10本セットだったので毎日10本飲んでも2週間に到達していません。そのためか持久力がアップしたり疲労しにくくなったという感覚があまりなく(苦笑)それ以上継続して購入しませんでした。もう一週間ぐらい続ければ効果がでたかも知れませんし、もともと鶏肉を毎日に近いぐらい食べていたのでイミダペプチドの体内の量が元から多めだったからかも知れません。効果があって継続して飲んでいる人がいたら是非コメントください。
今回のカツサプはそれとは違い本番直前に飲むだけでよいというのが大きな違いです。同じイミダペプチドでも鶏肉由来とカツオ由来の違いなのか、何かカツオの未知の成分が関係するのか、実はそもそも直前に飲むだけでも効果があるものなのか?
いろいろと気になる点はありますが、実際に飲んでみて伊良湖大会がどうなるかですね。
今から楽しみです。もっとも、サプリメントのことをあーだこーだ言えるレベルにまで体を仕上げられるかどうかのほうが問題かもしれませんが・・・
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カツサプに関してまともに語ってるサイトを初めて見ました。
どこも広告臭い記事であったり、えっ?「成分:カツオペプチド」なんて記載を
疑いもなく受け入れるの?ってサイトばかりですからね。
私も成分としてはイミダゾールジペプチド=アンセリン=カルノシンと思いましたが
カノルシンと書いたらサプリとして他で安く買えるとばれちゃって
皆そっちを買っちゃいますからね~、だから濁した成分表記なのかと。
メーカーに突っ込んで聞いてみても、どうも濁したような答えしか返ってこないので、笠井さんの推測はあっているかもしれませんね。
とにかく値段が高すぎて使う気にはならないです。