このページでは当初は僕が読んだ本だけを感想付きで紹介していましたが、本が増えてくるとフォローしきれなくなってきました。
どうするか迷いましたが、なるべく多くの本を紹介した方が訪問した方のためになるかなと思い、読んでいない本も合わせてトライアスロン関連の本をなるべく多く紹介することにしましたのでご了承ください。
トレーニング・ノウハウ系
宮塚英也の8週間で誰でもトライアスリートになれる!―確実、安全にレベルアップするトライアスロンの練習プログラム決定版
ランナーズ
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この本は日本のトップトライアスリートだった宮塚氏のトレーニング理論がわかりやすく解説されていますが、目玉は具体的なメニュー例が書いてあること。どの時期にどれぐらいの練習をすればよいかがとてもわかりやすく書いてあります。これは1人で練習する人には必携の本。この内容をベースにメニューを組み立てていけば大きく外れることはないと思います。ただ、各種目のフォームの解説の部分は微妙な気がします。ここは参考程度の方がよいかもしれません。
OVERLANDER株式会社
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書名の通りまさにバイブルといってよいほど内容が充実しています。トレーニング計画の立て方・トレーニング方法・食事・レース戦略などトライアスリートがトレーニングをしたときに気になる事がほとんど網羅されています。これ一冊あればかなりのレベルまで対応できると思います。
ただしこのサイトのメインターゲットである初心者の方にはオススメしません。中級者以上でそれも上を目指す人向けです。初心者いきなりこの本から入ると「こんなにいろいろ考えてやらないとダメなの!」と途方に暮れてしまうと思います。2〜3大会参加して自分の弱点や実力が分かってきてそこからのステップアップとして読むのがよいと思います。
アイアンマン・ハワイへの出場経験もある運動生理学博士の彦井氏が、トレーニングや体の使い方について科学的な視点から書いてある本です。ストレッチ不要論や加齢は体力低下にそれほど影響しないなど、目からうろこな内容が多く読み物として楽しいです。トレーニングやレースで使える内容も多いので特にアイアンマンに挑戦したい人は読んでおくと良いと思います。ただ、バイクの主動筋肉が大腿四頭筋(太ももの前)という部分だけは僕は納得いきません(笑)それから新品はRUNETでしか扱っていないようです。アマゾンだと古本でさらにすごく高いので買うときはRUNNETで買いましょう!
2軸の動きというのが流行りだした頃に出たDVD付きの本です。動画で動きが見れるのでわかりやすいです。2軸の動きに興味がある人には良いかと。一時期熱心に取り組みましたがマスターできたかどうかは不明です(笑)ですが力に頼らない動きを目指すというヒントはもらえました。これは今は絶版ですかね?アマゾンでは中古しかありませんでしたし、RUNETでは売ってませんでした。
僕がトライアスロンを始めた頃に買った本です。内容はテクニック・ノウハウ的なことが中心でマニアックなことも書いてあり勉強になります。しかし、問題は古い内容だという点。普遍的な部分も多いのですが、たまに現状とはそぐわない所も。なので初心者にオススメするのはちょっと微妙です。
ガイアブックス
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タイトル的に気になっていたのですが、以前本屋さんで見つけて立ち読みだけしました。「この種目にはこの筋肉を鍛えよう」という感じで筋肉の図や筋トレ種目が色々載っています。それ以外の内容はそれほど目新しいとは感じませんでした。僕は解剖学の知識はそれなりに持っていたことと、「トライアスリートにそんなに筋トレいらんだろう」と思ったので買いませんでした。普通にトライアスロンを楽しむだけなら必要ないというか他の入門書の方がよいでしょう。解剖学的なことまで知りたいマニアックな人なら楽しめるかも知れません。
ムック本
この本は2011年発刊の新しい本です。内容は広く浅くという感じ。トライアスロンを始めるにあって最低限必要な知識はこの本で学べると思います。各種目のフォームの解説やバイクの整備なども書いてあります。また、後半はグッズのカタログみたいになっており、どういうグッズがあるのかも把握できると思います。
これから始める人にはおすすめの一冊ですが、具体的なトレーニングメニューや練習法については他の本が必要です。
この本は2012年発刊の本です。「トレーニングBOOK」と「目指せ!アイアンマン」という表紙から期待して購入しました。各種目毎に必要なテクニックや練習方法を色々と紹介してくれています。ムック本だけあって写真も多くて読みやすいです。最後の方に補給やトレーニングプランについて触れられていますが、正直なところここをもう少し充実させて欲しかったなぁと感じました。とはいえレースで役立つ情報やトレーニング方法が豊富に書かれているので、アイアンマンを考えていなくても初心者なら一冊持っておいて損は無いと思います。
トライアスロンの啓蒙
トライアスロン会では有名な白戸氏の本。やや強引な(笑)トライアスロンのメリットの力説からはじまり、その後半分ぐらいまで経営者アスリートの体験談です。こういうのが好きな人には面白いかも。後半はトライアスロンの基本的な知識や注意点など。内容は面白いですが文字ばかりなのでイメージが湧きにくいかも知れません。唯一具体的なのは最終章の大会参加の基礎知識のところ。これは結構役に立ちます。このサイトにアップしているチェックリスト作る時にも参考にさせてもらいました。
トライアスロンに挑戦しようか迷っている人にはモチベーションアップによいと思います。
誰でもできるトライアスロン―スポーツのある生活で健康に (GAKKEN SPORTS BOOKS)
学研
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JTUが作ったトライアスロンの紹介本です。「トライアスロンは素晴らしいですよ、始めましょう!」とアピールすることが目的の本だと思います。トライアスロンの知識が広く学べますが一般論が多く実践的な内容ではありません。また、ちょっと良い面ばかりを誇張しすぎの感もあります。しかし、トライアスロンに興味はあるけどやるかどうか迷っている人、本当に初心者の人にはよいと思います。実はこれ今はJTUのホームページで無料でPDFをダウンロードできるので、本という形にこだわりがなければこちらからダウンロードしましょう。