Y氏 初の海外遠征(IM70.3シンガポール) その1

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昨年9月に後輩がシンガポールに赴任することになった。彼もトライアスリートなので、遊びにいくついでにトライアスロン大会があれば参加してみたいなと思って調べてみると、IM 70.3 Singaporeがやっている。

ということで、ノリと勢いで早速エントリー!

初の海外レース。まあ何とかなるでしょう。

3月16日(金)シンガポールへ移動

11:05 関西国際空港発のシンガポール航空で向かう。今回は特典マイルがあったので、レース参戦ツアーではなく、ホテルも飛行機も別々に予約していくことにした。

また、バイクは送るよりも持っていった方が安いというアドバイスをもらったので、事前に輪行袋というかキャリーケースを購入。DHバーもボトルゲージも付けたまま、前後のホイールを外すだけですんなり収納可能。しかもキャスター付きなので移動に便利。

バイクケース

いい買い物をしたなぁと思っていたが、冷静に考えてみると購入金額は送付金額を超えることはないであろう価格。本来の目的から大きく逸脱した出費だったが、まあいいか、と気を取り直す。独身貴族ならではの呑気さです。

バイクケースには、バイク以外にもランシューズとバイクシューズ、ヘルメット、一部の着替えと念のためウェットスーツも梱包。ケースの中で荷物が遊ばないようにしっかりと固定しておく。

荷物の重量は28キロほど。それに着替えなんかを入れた別のバックが5キロほど。

預け入れ荷物の重量制限は20キロですが、私は出張で飛行機をよく使うためスターアライアンスゴールドメンバーなのです。したがって超過料金はナシ。セーフ。

荷物を預けるときに、空港職員からタイヤの空気抜いておくよう指示あり。5気圧位にしておく。もちろんCO2ボンベは持ち込み不可。

チャンギ国際空港には17:30頃到着。実に5年半ぶりの海外。テンションが上がる。

まずは入国審査。なにも聞かれない。入国目的には「斉藤寝具!」っていってやろうとおもってたのに。ただ黙々とハンコを押す入国管理官。同じ仕事だったら楽しくすればいいのに、なんて思ってたら飴ちゃんを勧められた。ありがとうとってひとついただく。

ターンテーブルから荷物を回収。バイクはテーブルに乗ってこないで別の口からででてきた。一応中身を確認するがパンク等のトラブルは無い様子で一安心。なんか壊れていたら何しに来たのか分からんもんね。

両替えをして外へでる。とりあえずシンガポール在勤の後輩に電話。iPhoneは自動で海外ローミングができるのでラク。知らなかった。

シンガポールはかなりムシ暑い。木曜日の大阪10℃ちょい。シンガポールは最高気温32度らしい。暑くて汗をかくなんて実に半年ぶりか。久々の感覚。

早速待ち合わせの登録会場へ向かうべく移動を開始。

シンガポールのタクシー事情

シンガポールはタクシーが安くて使い勝手がいいと聞いていたので、タクシー乗り場へ。事前のリサーチでは空港から会場までは約10キロ程度。駐在員の話ではS$10前後の料金で行けるはず、とのこと。S$1=\67くらいだったので、日本と比べてもずいぶん安いですね。

バイクケースを引っ張りながらタクシー乗り場へむかっていたら、シンガポール人とのファーストコンタクト。タクシーの客引きだ。彼曰く、そんな大きな荷物は普通のタクシーには入らない、私はジャンボタクシーだからお前のexpensiveなバイクを安全に運べるから俺のタクシーに乗れ、とのことらしい。料金を聞くとS$60だという。

それは高いなあとは思ったが、確かにバイクケースがタクシーに乗るかが不安であったし、運転手もちょっとおもしろそうな人だったので乗せてもらうことにする。私は独身貴族なのだ。

会場の場所がよく全くわからなかったので、選手案内に掲載されている地図を見せると運転手が大会HQに電話して確認してくれた。

シンガポールでは英語が一般的に使われているが、なまりがキツイ。電話でのやり取りが、なんだかわからん言語で話しているようでとてもエキサイティング。どうやら場所がわかったみたいで、彼のジャンボタクシーにバイクを乗せて出発。彼とコミュニケーションをとりたかったので私は助手席に乗ることにした。

彼はいろいろと質問してくれたり面白いところを教えてくれたりしているようだったが、彼のなまりのキツイ英語と私のpoorな英語とがかみ合いだしたのは、残念なことに到着間近になってから。

彼は最後に、滞在中はお金の節約のために電車(MRTというらしい)を使え、ホテルから空港に行く際はまた俺に電話しろ、という。こっちが初シンガポールということで、タクシーの相場を知らんと思ったのかも。

IM 70.3 Singapore会場 & Welcome Party

会場メインテント

会場メインテント

特に大きなトラブルもなく、無事に会場到着。会場ですぐ件の現地駐在員と合流。彼は金曜日で仕事だったのでこのクソ暑いなかスーツだった。完全に浮いていた。

バイクケースをそこらへんにおいて、登録へ。登録所で渡された紙(誓約書?)に名前をかいたら、その紙をみてレースナンバー、スイムキャップなどが入ったバックと、計測チップを渡してもらえた。こちらからIDを見せる必要はなかった。

レースバックをもらったらエキスポを物色。そこへアメリカ人に日本語で声をかけられる。

expoと登録会場

expoと登録会場

彼、Tonnyは現在シンガポールで英語を教えているらしいが、以前は鹿児島にいたらしく、日本語が上手。Carbo Loading DinnerはTonnyをまじえて3人でレースプランや普段の練習の話などで盛り上がる。知らない人とお友達になるのはとても楽しい。

説明会は19:30から始まった。英語で丁寧に説明してくれるが、当然全部は分からない。どうやらwetはダメらしい。

welcome party 左端に映ってるのがtonny

welcome party 左端に映ってるのがtonny

Partyで提供されるご飯は口にもあうし、なかなかおいしい。そこはやはりアジア。安心感が違う。

welcome partyで演奏してくれました

welcome partyで演奏してくれました

くったりしゃべったりしているうちにいつの間にやら説明会も終わり、解散。

Tonnyとも別れ、ホテルへ行くべくタクシーを拾う。が、タクシーがなかなかつかまらない。

予約車なのか、乗車拒否なのかよくわからないが手を挙げても止まってくれない。

天安門事件を想像させるような方法で気合でとめる。

さて、問題のバイクケースをどうするか。後部座席に押し込んでみる。まったくもって問題なし。ちょっと狭いが駐在員もバイクケースとならんで後部座席にすわれる。なんだ。

車中、シングリッシュになれるべく、運転手に話しかける。どの運転手も気さくで優しい。が、英語がよくわからん。

結局空港から会場までとほぼ同じような距離をS$12ほどでホテルに到着。

部屋には自転車を持って入ってもOKということで、部屋に持ち込んで、組立&チェックする。無事でよかった。さすがは高級ケースだけのことはある、としておこう。

今回ホテルはPan Pacific Hotel Singaporeを予約。

泊まったPanPacificHotel

泊まったPanPacificHotel

会場に近いオフィシャルホテルはあったが、街遊びも重要な目的だったので私はこちらを選択。部屋の窓からはsandsやMerlionもばっちりみえ、気分は最高。

ホテルからの眺め①

ホテルからの眺め①

ホテルからの眺め②まんなかにMerlionが

ホテルからの眺め②まんなかにMerlionが

荷物を整理してホテル近くのマリーナを散策。夜になっても蒸し暑い。この暑さになれるのだろうかなぁと不安になる。

Partyでもいろいろ食べたがせっかくなので何か食べようということになり、なぜか近くのファミレスへ。ハンバーガーをオーダー。調子に乗ってデザートも食うが、でかい。そして甘い。半分だけにする。

初日はこれくらいにしてとりあえず就寝。

シンガポールは面白そうだ。

その2(レース前日の様子とシンガポール観光)へ

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