基礎期1終了後から現在までの体力の推移

トライアスロン解体新書 運営日誌

今シーズンは4月頭に基礎期1が終わり、「これから練習量が増えていくぞ!」というあたりから急に仕事が忙しくなり練習どころではなくなってしまいました。

それから5月一杯までは仕事に追われ練習に取り組める時間をうまくやりくりできず、計画的な練習ができなくなってしまいました。実際には時間がある時にできる練習するという感じで、100km以上のロングライドなども時には入れたりしていましたが、週の練習時間は3〜6時間ぐらいといったところです。

この状態で現在までにパフォーマンスがどの程度変化があったのか分析してみました。

基礎期1終了時のテスト結果と現状

基礎期1が終了した時点でのスイム・バイク・ランは次のような結果となり、体力面では練習開始時から順調に伸びてきていたと思います。

スイム(1000mTT)

スイムは記録の伸びが頭打ちです(苦笑)ペースが1秒しか変わってません。フォーム変えようとドリルばかりやっていたら結局あまりフォームが改善されなかったようです。やっぱり誰かにコーチングしてもらう方が早いですね。うまく時間をやりくりしてコーチングしてもらえる時間に泳ぎに行けるようにしたいところです。

日付 タイム 100mのペース 心拍数 平均ストローク数/分 SWOLF 状況
2/5 0:16:51 0:01:41 162 23 35 練習開始時
3/18 0:16:55 0:01:41  ? 26 36 準備期最後
4/10 0:16:41 0:01:40 25 35 基礎期1最後

6月に入ってからスイムのテストは行っていませんが、先日参加した南紀白浜トライアスロンでの平均ペースはなんと1:40でした。レース全体のことを考えてやや抑え気味に泳いだことと、ウェットスーツを着ていたことを総合的に考えるとほぼ同じレベルではないかと予想しています。

バイク(漸増的負荷テスト)

準備期終了段階では280Wまでしか到達できなかったのですが、基礎期1終了時には300Wまで到達できました。そして6月頭に測定したところやはり300Wまで。

漸増的負荷テストを4回行っていますがその結果は下の図のようになります。

赤:2015/02/08(開始時)
青:2015/03/14(準備期最後)
橙:2015/04/10(基礎期1最後)
緑:2015/06/17

グラフの推移を見てもらうと、準備期終了時と比べてグラフが右に移動していません(苦笑)同じワットで同じただ、最高パワーが上がっているだけということがわかります。これは何を意味するかというと有酸素持久力はあまり変わらず、無酸素性の体力が向上したということになります。ロングを目指すトライアスリートとしては残念な結果ですね(苦笑)

基礎期1ではどうしてもロングライドをする時間を作ることができず、1時間程度のトレーニングばかりになっていました。そうするとやはり有酸素持久力はなかなか養われないのかもしれません。ウェイトによる筋力アップのおかげで無酸素性の能力が上がっただけという可能性も高いです。やっぱり週に1回は3〜4時間走る時間を作る必要があるようですね・・・

何はともあれ、現在のレベルは基礎期1終了時とほぼ同じなので、悲しいようなホッとしたようなそんな結果といえますね。

ラン(1.5マイルTT)

最後はランです。これも基礎期終了時点までのデータですが、順調に記録は伸びてきていました。

日付 タイム ペース 平均HR MaxHR 状況
2/6 0:10:20 0:04:17 161 172 練習開始時
3/13 0:09:20 0:03:53 167 177 準備期最後
4/9 0:08:57 0:03:43 164 170 基礎期1最後

基礎期終了時点では9分を切っているのでTTBに書いてある推定VO2maxも62となり60台になりました。

ただ、恐らくですがバイクと同じくロングラン的な練習はまったく出来ていないので有酸素能力はあまり変わっていないような気がします。というのも南紀白浜トライアスロンのランでは全然走れませんでしたので。途中で脇腹が痛くなってしまったというのもありますが、体力的にもかなり参っていていました。

この結果から考える今後の方針

この記事を書いていて改めて基礎的な持久力を養うことに集中するべきだと痛感しました。

どうも3〜4年前の自分のイメージが残っていて、もう少し行けるんじゃないか?と思ってしまうのですが、現状はそんなに甘くないようです。20代のころと違って、一度落ちた体力はそう簡単に戻りませんね。

ついつい、スピードアップするには高強度のインターバルをしたくなりますが、漸増的負荷テストの結果から考えると恐らくグラフが右側には移動せず上の方に少し伸びるだけだと思います。アイアンマンでは有酸素持久力のアップが大切だと思うのでこれではだめですよね。

今後の練習は1回の練習時間を長く(1.5〜2時間)して回数を減らす方向で仕事と折り合いをつけられないか考えてみようと思います。

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