最近話題になっている(?)記事があります。
バイクのポータルサイトのCYCLINGTIME.comに9月13日にアップされた
という記事です。
某雑誌や書籍でよくいわれていることをばっさり否定した内容があり、目からうろこですよ。
僕が一番「そうそう!」と思ったのは足の動きの項目。
初心者本にはよく「ペダルは踏むのではなく回すものだ!」て書いていたり、引き足の重要性を説いていたりしますがこの記事ではばっさりと次の様に主張しています。
その中でもとりわけ、上方向に足を引き上げることを強く意識してペダリングしたり、足首の角度をいく通りにも変えてみたりするといったことが目立つ。そうしたテクニックの正確なメソッド、用語、説明は、あなたが誰の指導法の本を読んだかによって異なる。はっきり言っておくが、それらのメソッドが、単純に片足ずつペダルを「踏む」ことに集中することに比べてめざましく効率が向上するといった証拠はどこにもない。強い選手たちは遅い選手たちよりもペダルを強く踏む、だからこそ彼らの方が速く走っている。実に単純である。
要は強く踏める選手が速いと。僕自信の経験でもムラ無く回すより、一番効率のよいクランク角度でエイッ!と踏んであとは足を休める方が長時間スピードを維持できると思うんですよね。その「エイッ」というのがどれだけ効率よく踏めるかが大切なのではないかと。
それから解剖学を学ぶとわかるのですが、人の足は体重を支えることに最適化されています。つまり足を踏み込む動作は効率よくできるようになっていますが引き上げる動作は苦手なんですね。苦手な動きを無理矢理やると関節や靱帯によけいな負担をかけるので、ケガの原因にもなります。だからペダルを引き上げるというのはスプリントなどここ一番の勝負時に使うぐらいにしておくべきかなと思います。
あと、驚いたのはケイデンスの話。
大体90回転前後がよいのでは?と僕も思っていましたが科学的に見ると違うんですね。出力と最適なケイデンスが比例するというのが驚きでした。
コンピューターは出力100、200、300、400ワットのサイクリングの適正ケイデンスはそれぞれ57、70、86、99rpmであるという数字を示した。
アームストロングが何故TTで高ケイデンスだったのかがわかりますね。高ケイデンスにすると速いのではなく、400W以上をだすなら100rpmぐらいが一番効率が良かったというわけですね。ケイデンスはパワーに比べて簡単に測定できるのでどうしてもケイデンス基準で考えてしまいますが、本来はパワーと組み合わせて考えるべきのようです。
僕の場合、パワーメーターで測定すると250W 前後が長時間維持できるパワーになるのですが、その時のケイデンスはこの記事によると80rpmぐらいになりそうです。
たまにパワーをつけるために高トルクで80〜85rpmぐらいで走る練習をすると、心拍が上がらず調子よくスピードを維持できるということは経験していました。ただ、バイク後のランを考えると足の筋肉の疲労が気になるのでレースでは高回転寄りに走っていました。
この記事はロードレースのみの話なので、低回転高トルクで走ることによるランへの影響は自分で検証するしかないですね(笑)新東名のデュアスロンでは低回転高トルクでゴリゴリ走ってみようかなぁ。
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