レースにエントリーしたことでやっとお尻に火がつき(笑)このゴールデンウィークは強化練習・・・ではなくリハビリ練習に割り当てることにしました。
そこで恥ずかしながら4月29日に2013年初バイクライドに行ってきたのですが、そのときに困ったのが1月に購入したGarmin910XTのバイクへの取付場所。
前に使っていたFore Athlete 305は特異な形状が幸いして、ステムの上にマジックテープで上手く固定できていました。
しかし、910XTはより腕時計に近づいた形状なため、そのままステムに固定するのは不可能…
横向きにしてステムに巻けばできないことはありませんが、横向きはやっぱり見にくいです。レースでしんどい時に横に傾いた数字を見るのは結構ストレス。ボタンも押しにくい。レースではできるだけストレスフリーを目指したいのでこの案はすぐに却下。
そうなると腕につけるという手段になるわけですが、レース中だけなら許容できますが普通のバイク練習でもそれはこれまたストレスです。
ということで長い前振りですが(笑)前から気になっていたクイックリリースキットというものを購入してみました。
キットはこんな感じ。
本体以外に非常に簡単な説明書(英語です)と工具が入っています。
バイクマウントは2個入っているので良心的。バイクを2台持っている人にはうれしいですね。
取付は最初から付いているバンドを付属のドライバーで外し、代わりに台座を取り付けます。
作業内容は簡単ですが、実際の作業では両手でドライバーを持つ必要があり手が3本欲しくなります。
まぁ、頑張ればできるでしょう。シャフトが固くて抜けにくいのでパイプとおなじぐらいの太さのドライバーか棒があると楽ちんかもしれません。
交換した本体ユニットはこんな感じです。
裏側の切欠は充電用のクリップのためにあります。逆方向には組み付けることができない設計なので間違う事はないでしょう。
腕につけるバンドはこんな感じ。
ここに横向きにはめてくるっと回すと固定されます。回すのはわりと力が必要です。
そして気になる腕に取り付けた状態はこちら。
数値的には6mmぐらいなんですが、ずいぶん分厚くなった感じがしますね。これで最初に走った時はすこし腕ふりに違和感を感じました。でもすぐに慣れたのでかっこ悪さを気にしなければ実用的には問題無いと思います。
バイクへの取付マウントはこんな感じ。
こちらはコムバンド2本で簡単に固定できます。固定力も十分そうです。こちらも横向きにユニットを差し込んで回転させればOK
バイクの方は普通のメーターっぽくなり違和感もなくいい感じです。これで実際に走りましたがボタンも押しやすく、いい感じでした。
「これでレースのトランジットも快適♪」
かなと思ったのですが一つ大きな懸念事項があります。
それはスイムです。
910XTはスイムもOKというのが売りなので当然レースではスイムから使いたいですよね。
そこでまず厚みが気になります。スイムの時に邪魔になりそう?
また、フルスーツのウェット脱ぐ時に手首が抜けず大変そうと思ったのですが、これは先に本体をバイクに付けてからウェットを脱げば対処はきそうです。
それより致命的なのはスイムのバトルの時に本体が外れてしまう可能性があるということです。
確かに固めには作ってあるのですがロック機構がないので、スイムのバトルで勢いよく当たった場合に回転して外れてもおかしくはないです。
実際、アマゾンのレビューで英語ですがそうなってしまった人のコメントが書いてありました。
本体が海に沈んだらかなりショックですよね。簡単に外れないようにテープなどで固定も考えられそうですが、そうするとクイックリリースできなくなります。
なので、結論としては練習では使い、レースの時は通常のベルトに戻すという運用に落ち着きそうです。
これではクイックリリースの意味がないですが(苦笑)新しいサイクルコンピューターを買うよりは安い出費なのでよしとしておきましょう。
もともとサイクルコンピューターを持っている人は、このクイックリリースキットは買う必要全く無しだと思います。
910XTをサイクルコンピューター兼用と考えている人は、練習で使うと割り切れば買いかなと思います。
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