ある程度歴史を知っておくと、経験者の話などがわかりやすくなると思いますよ。
トライアスロンの歴史
トライアスロン(triathlon)という名称はギリシャ語で“3”を意味する「tri」と“競技”を意味する「athlon」を組み合わせた言葉で、水泳・自転車・長距離走をこの順番で1人で連続して行う競技です。
最初のトライアスロンといわれるアイアンマンが初めて開催されたのは1978年、ハワイのオアフ島になります。(サンディエゴが発祥という話もありますが、僕としてはこちらがトライアスロン発祥だと思っています。)
当時、オアフ島ではホノルルマラソン、ワイキキ2.4マイル・ラフウォータースイム、アラウンド・オアフ112マイル・バイクレースという3種の耐久レースが開催されていました。ジョン・コリンズという退役軍人がこの3つのレースのどれが最も過酷か決めるために3つ一緒にやってみてはどうか?と提案したことが始まりと言われています。普通はこんな提案に誰も乗らないとおもうのですが、賛同者が集まるところがすごいですね。
何はともあれ、これをきっかけにトライアスロンというスポーツがじわりじわりと広がっていきます。ちなみに日本初のトライアスロン大会は1981年に行われた皆生トライアスロンになります。
しかし、アイアンマンの距離はかなりハードルが高く普通の人が気軽にできるものではありませんでした。
そんな中、1982年にスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmという国際基準が設定され、トライアスロンに対するハードルがかなり下がり愛好者が増えました。後にこの距離は五輪競技に正式に導入されたのでオリンピックディスタンスと呼ばれるようになります。国内でもこの距離の大会が一番多いです。
トライアスロンはアメリカでは1980〜90年代ですっかりメジャースポーツになり、その後オセアニアやヨーロッパにも広がっていきます。現在ではヨーロッパやアメリカのアイアンマンは参加希望者が多く、すぐに定員が埋まってしまう状況です。
日本ではここ数年(2008〜2009年)ぐらいから徐々にブームがきており、定員が一杯になる大会が増えてきていると感じるようになってきました。これからどんどんと盛り上がって欲しいですね。
次はトライアスロンの種類についてです。