ここではウェットスーツ以外の必要グッズについて説明していきます。製品選びの参考にしてください。
水着
レースではトラアスロン専用のウェア(お尻にバイク用のパッドが入っている)を着るのが普通です。ですので、水着は練習専用と割り切って考えましょう。
泳ぎやすさで考えると競泳用がオススメですが、値段が高く抵抗が少ないレーシングモデルは必要ありません。それよりも厚めの生地で耐久性の高いものを選びましょう。フィットネス用の水着でも全く問題無いと思います。
なぜ耐久性を重視するのかというと、競泳用の水着は週2回程度の練習でも1年持ちません。生地がだんだん薄くなってヨレヨレになってくるんですね。塩素の影響で劣化が早いのか、締め付けがきつくゴムが伸びるやすいのか、理由はわかりませんがとにかく痛むのが早いです。(練習後は毎回水道水ですすぎ洗いして陰干ししてます。)
また、練習専用なので水着の抵抗が多くても問題なし、というかむしろ練習になっていいですよね。
水着の形はスパッツタイプがオススメ。何故ってむだ毛処理を気にしなくていいから(笑)見た目の問題ですがこれは結構重要ですよ。特に毛深い人は!毛が少ない人はそういうのを気にせず好きなタイプの水着にしましょう。ちなみに値段は生地の面積に比例しています。
ゴーグル
水中メガネですね。オープンウォータースイム専用といのも売っていますが基本は競泳用で十分です。レンズの色はスモークとクリア(透明)の2種類用意するのが理想。こうするとレースの天候に合わせて使い分けられます。
また、練習用とレース用は別々にした方がよいです。というのも練習で使っているとレンズに傷がついたり曇り止め効果が落ちてくるので見えにくくなるからです。レースではヘッドアップした一瞬で目標物や周りの状況を把握する必要があり、視界がクリアなことはとても重要になってきます。
まとめるとレース用にスモークとクリアの2個、練習用に1個の合計3個あれば理想です。
ただ、これはあくまで理想論。僕がトライアスロンを始めた頃は1個のゴーグルで練習もレースも全部こなしてました。ゴーグルも1年間使うとだいぶ痛んでくるのでそれを練習用にして新品をレース用に買う、というサイクルでができると3年後には3つ揃った状態になります(笑)
一番最初の買うのはスモークでよいと思います。クリアだと晴天の日はかなりまぶしく感じるので。写真のピンク色は透明で薄くミラーがついているタイプ。こういうタイプなら曇りでもよく見えます。
スイムキャップ
スイムキャップは衛生上プールでは必ずかぶらなければなりません。ですので最初だけは買う必要があります。その後は、大会に出る度にもらえるので、無くて困ることはなくなります(笑)。
キャップにはメッシュタイプとシリコンゴムタイプの2種類がありレースで支給されるものはほとんどがシリコンゴムタイプです。メッシュタイプは安っぽいですが頭に熱がこもらず涼しいので夏場の練習にはよいかも知れませんね。
シリコンキャップを買う場合、生地の厚みに注意してください。あまりペラペラだとかぶりにくいです。ある程度肉厚で腰があるタイプの方が使い勝手がよくオススメです。
曇り止め
これは超重要アイテム。新品のゴーグルは曇り止め加工されているので曇りませんが、使っている間にだんだんと効かなくなってきます。それを補うのが曇り止め。
海や川で泳ぐ時はゴーグルが曇って目標が見えなくなるのは死活問題。かならず用意しておいてください。
写真はスティックノリのようにレンズ面に直接塗るタイプです。スプレーするタイプもあります。
曇り止め効果は直接塗るタイプの方が高いそうですが、僕には差を感じられませんでした(苦笑)また、スプレータイプはレンズ面に直接触らないので傷を付けるリスクが少ないです。
ですのでゴーグルを長く使いたいならスプレータイプの方がよいと思います。
ちなみに、ゴーグルに唾液を塗ると曇り止め効果があります。衛生上オススメはしませんが曇り止めがないときの応急措置としてはとても有効ですよ。
プルブイ
これは練習に使うアイテムで太ももの間に挟にはさみ腕だけで泳ぐ練習に使います。
たいていのスポーツクラブには共用のものが置いてあり自由に使うことができます。こだわりが無ければわざわざ買わなくてもよいでしょう。ちなみにスポーツクラブによくあるのは丸い筒を2つヒモでつなげたタイプです。
ある程度泳げる人はこれを使って腕のストローク練習・筋力アップに使います。
では初心者には必要ないかというとそうではありません!むしろ初心者の人ほど使って欲しいアイテムです。
初心者の人が楽に泳げない一番の原因は下半身が沈んでいること。下半身が沈むことで水の抵抗が大きくなり、頑張れど頑張れど進まないという状態になっているんですね。
プルブイを使うとその下半身が浮くので劇的に楽に泳げるようになります。下半身が沈んでいる人ほどその効果を強く体感できるはず。
さらに下半身が浮くことで正しい腰・足の位置も体感できます。
ですので、初心者の人ほど積極的にプルブイを使って泳ぎ正しい下半身の位置をマスターするようにしましょう。
パドル
これも練習グッズです。手にはめて使います。
主に腕の筋力強化、無駄な動きの矯正そして水を掴む感覚を養う目的で使います。大きさや形はいろいろあります。例えば表面に穴が空いているタイプは手のひらに水圧がかかるので感覚を掴みやすいと言われています。
パドルがあると練習の幅がひろがるのでよいのですが、パドルの使用が禁止されているプールも多いので注意が必要です。僕は今通っているスポーツクラブがパドル使用禁止なのでもう何年も使ってません・・・。あなたのプールで使用可能かどうかも調べて購入を検討してください。
以上が水泳で使うグッズです。他にもマニアックなグッズは色々ありますが、最低限ここで紹介したグッズとウェットスーツがあればトライアスロンのスイムはOKです。