応援が沢山で快調な前半
バイクスタート後はしばらくは集落を走ります。五島の人達の応援が本当に凄かったです。お世話になった親戚の人たちも応援ボードを作って応援してくれていました。やっぱり応援してくれる人がいるのはいいですね。このころはまだまだ手を振って応える余裕がありました。
事前にCEEPOの田中さんから「130km過ぎるまではリラックスして抑え気味、残り50kmから頑張るくらいで丁度イーブンペースになる」とアドバイスを受けていたのでそれを信じて走りました。
アイアンマンのために買ったCEEPOはすこぶる調子がよかったです。振動吸収性もいいしホイールとの相性もバッチリ。ついついガンガンと踏んでいきたくなるところを自重しながら走りました。それでも前にいる選手を次々にパスして快調に走行。ただ、海水が入った右目の痛みが少し気になりました。
中盤には疲労感がピークに
この福江島のバイクコースは世界的に見てもアップダウンが激しいコースらしく、中盤以降はアップダウンの連続で平地がほとんどありません。僕はバイクが得意なので有利なはずだけどやっぱりしんどい・・・激坂はほとんど無いのですが細かなアップダウンが徐々に身体に応えてきます。
二本楠手前の長いダラダラ登坂では地元の人達が大きな赤い団扇を扇いで名前を呼んで声援を掛けてくれました。こういう応援は本当に力になりますね。
90kmを過ぎた辺りから何故か急に疲れを感じ始めます。補給食は30分ごとにとり、前半かなり抑え気味だったはずなんですけどね・・・。それでも何とかペースを維持するように頑張ります。このころから右目が本格的に痛くなりだし、だんだんと目が曇ってよく見えなくなってきました。
この90〜120km辺りは本当に苦しかったです。
ふたたび回復
このままだとやばいなぁと思っていたのですが、130kmを越えた辺りで急に元気になってきてガンガンとペダルを踏めるようになりました。このときは理由がよくわからなかったので逆に怖かったですがアドバイス通りに残り50kmペースを上げて走りました。
ところでアイアンマンはドラフティングを厳密に取り締まります。なるべくドラフティングにならないように気をつけていましたが、周回遅れの人も多くてドラフティング気味になってしまうことが多々ありました。う〜ん、この辺はうまく走るのが難しいですね。
元気な状態は最後までもってくれて快調に走り終えることができ、5時間38分で180kmを走りきりました。これは当初の予定よりも速く、ひょっとすると10時間台前半も狙えるかも・・・と期待がふくらみます。