基本的な練習のサイクル

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はじめて体力作りをする場合、多くに人は「練習は毎日コンスタントにやり続ける必要がある」と考えているのではないでしょうか?
しかし、実際には人の体調には波があってそれに合わせたトレーニング計画を立てないとオーバートレーニングになりケガをしたり、思うように体力アップしない場合があります。
ここではどういうサイクルで練習計画を立てるべきなのか説明していきます。

基本は3週間ガンバって1週間のんびり

これは宮塚氏が出している「8週間で誰でもトライアスリートになれる」に書いてある練習サイクルです。僕もこれを知るまでは、レースの日から逆算して練習強度を徐々に上げていく・・・という意識でしか練習をしていませんでした。

でもこれを考えるようになってメリハリがあって効率よく練習できるようになったと実感しています。自分なりの練習方法が確立されていない人にはイチオシです。

この練習サイクルでは1週間単位で練習強度・距離を増やしていきます。そして3週目に負荷・距離のピークを持ってきて、次の4周目は強度をグッと落としてリカバリー(回復)に当てるというものです。下の図のようなイメージになります。

トレーニングサイクル

ひょっとすると

「1週間ものんびりしたらせっかくついた体力が落ちてしまうのでは?」

と感じる人もいるかもしれません。しかし、トレーニングの5つの心得でも書きましたが体力がつくのは休んでいる間です。3週目で疲労のピークに達した体を1週間かけてその負荷に耐えられるように修復するというイメージですね。

リカバリーの期間はジョギングやサイクリング、のんびり泳ぐといった低負荷・低距度の練習を行います。体を動かしてほぐすイメージです。

疲れがしっかりとれると、リカバリーの週が終わる頃には気力も体力も回復し、練習したい・体を動かしたいとい状態になります。

そして新たな気持ちで再び3週間練習を頑張れるわけです。

とはいっても、リカバリー明けでいきなり全開で頑張ってはダメですよ。やはり3週目がピークになるように徐々に量と質を増やしていってください。ただし、前の3週よりは全体的にレベルを上げて下さいね。まったく同じ練習をくり返してもレベルはアップしませんので。

4週間サイクルの理論的な意味は?

宮塚氏の本では体の組織の入れ替わりの周期が4週間という話が書いてありますが、これの科学的根拠は正直わかりません。体全ての細胞が入れ替わるのに4週間はさすがに短すぎると思います。

すこし違う話ですが習慣・クセを変えるには4週間ほど必要といいます。これも理由はわかりませんがある事を4週間続ければ、その事を習慣として習得できる場合が多いそうです。

こういう話から考えると4週間というのは体にとって重要なサイクルのような気がしてきますね。

まぁ、理由はあまり深くは考えず、まずはこのサイクルで練習に取り組みましょう(笑)

やっている間に2週間頑張ったら次の週は調子が悪くなり休みたくなるとか色々と個人差が出てくると思います。そこで自分流にアレンジしていけばよいと思います。

ここで一番大切なことは、何週間か?ということではなく体の調子と対話して必ずリカバリーの期間を設けるということです。そうしないとケガや燃え尽き症候群になっていまいますからね。まさに

過ぎたるは及ばざるがごとし

です!

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