トレーニングの5つの心得

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ここではトレーニングする時に頭の片隅においておいて欲しいことを5つの心得としてまとめてみました。長く楽しくトライアスロンライフを楽しむためには大切なことです。

トレーニングの5つの心得

心得1:体の声を聞く

日ごろから体から送られてくるいろいろな情報に注意を払うようにしましょう。

「自分の体のことは自分が一番わかってる!」

なんていうセリフがドラマなどでよく出てきますが、自分ではわかってない人がほとんどです(苦笑)

多くの人は体から発せられている不調の信号を感情でかき消してしまうんですね。

痛みや筋肉の張り感、疲労感、違和感を感じた場合は誤魔化さず、からだの状況をよく観察する。

そして、おかしいと思ったらやめておく

これが細く長く続けるには大切なことです。

心得2:体力は休んでいる時につく

トレーニングを始めるにあたってまず知っておきたいことがこれです。

「まだ始めてもないのに休む話なんで・・・」

と思うかも知れませんが休むことはとても重要です。

たま〜に勘違いしている人がいるのですが、トレーニングでは体力はつきません!

そもそもトレーニングはからだを傷つけ疲れさせる行為です。

その疲労から回復する時に、壊れた体は前よりも少し頑丈に作り直されます。

このような疲労−回復のサイクルをくり返すことで体力はアップしていくわけですが、回復には時間がかかります。

だから、体を回復させる時間=休息はトレーニングの一部なんです。

休息が不十分だとローンの返済が滞って利子が増えていくようなもの。そのうちに破綻=ケガやモチベーション、パフォーマンスの低下につながります。

不思議なことにトレーニングを始めると休むのが怖くなってきます。休むとせっかく頑張ってつけた体力が落ちてしまうんじゃないかと不安になるんですね。特に、調子が悪くなるとますます「頑張らねば!」という心理になる場合が多いです。

こうなるともうオーバートレーニングです。気をつけてくださいね。

実際のところ一週間ぐらい休んでも体力はほとんど落ちません。むしろ疲労が回復して調子が良くなるぐらいです。

このことはしっかり頭に入れておきましょうね。

心得3:おなじ練習ではレベルは上がらない

体力向上は疲労−回復サイクルが重要と書きましたが、実はそれだけでは向上していきません。

常に同じ強度の練習ばかり続くと「これ以上補強する必要はない」とからだは判断してしまうんです。そうすると疲労−回復のサイクルをくり返しても現状維持にしかなりません。

ですから、練習強度(スピードや時間)や内容に変化をつける必要があります。

ただし、急激な変化はケガの元になるので少しずつ目標タイムや距離を増やしていくようにしましょうね。

心得4:フレッシュなコンディションで練習する

疲労が抜けていない状態でトレーニングをすると、良い動きや追い込むことができなくなる場合があります。

つまり練習の質が下がってきてしまうんですね。

こう言うときは怪我をしやすくなりますし、フォームも乱れていることが多いです。そして、これが重なると回復に必要な時間もだんだん延びてきます。

前回の練習の疲れが抜けてフレッシュな状態で練習できるのが理想です。

現実にはそうはいきませんが、できるだけこのことを意識して練習計画を立てるようにしましょう。特にずっと調子が悪いとか伸び悩んでいるときにはここに立ち返って練習の質を見直すようにしましょう。

心得5:常に楽できないか考える

これはサボるという意味ではなくて、“どうやったら同じペースでもっと楽に動けるか”を常に考えるという意味です。

ペースを上げようと意識すると、どうしても力んできます。力むと頑張った感はあるのですが、思ったほどペースは上がらないものです。

逆に、ペースは維持して楽しようと考えると力を抜く方向に意識が働きます。また、自分の動きにも集中するようになります。これが結果的にリラックスしてよい動きにつながっていくんですね。

実際、楽に感じるようになると自然とペースも上がってきます。

また、こういうことを考えながら走ると時間もあっという間に過ぎるので、練習嫌いな人にもオススメ。

ただし、これは歯を食いしばって頑張らないとやった気にならない人には向きません(笑)

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