15.トランジット(スイム→バイク)

Pocket

やっと海から上がるとバイクに乗る前にトランジットがあります。
タイムアップを狙うならトランジットをスムーズにこなすことが重要になってきますが初めての時はゆっくり落ち着いて準備しましょう。忘れ物があると後で大変ですからね。
バイクパートではドラフティングルールに気をつけることとしっかり補給をとることがポイントになってきます。
それでは詳しく見ていきましょう!

スイム→バイクのトランジット

海からあがると、今度はバイクの所まで走っていく必要があります。これがまたしんどいので歩いてのんびりいくのもよいと思います(笑)伊良湖大会のように上陸地点が砂浜の場合、砂に足を取られて走りにくいのでご注意を!

このときにすぐにキャップとゴーグルを外したくなりますがちょっと待ってください。ウェットスーツを脱ぐのが先です。手がふさがっていると脱げませんからね。

脱ぐといっても走りながらなので上半身まで。ウェットスーツのタイプによりますが、上下一体タイプなら背面ファスナーやマジックテープを外し腕を抜いて腰まで下ろしておきます。

一体型ウェットを脱いだ状態

セパレートタイプなら上を完全に脱ぎます。

上陸直後
ウェットを脱ぐ
ウェットを脱いで走る

上の写真のようにウエットスーツの上半分を脱ぎ終わってからキャップとゴーグルを外して手に持つ。この流れが一番スムーズです。

トランジットエリアまでくると自分のバイクを探すわけですが、大抵は下の写真のように番号を振った看板が立っているのでそれを探します。とはいえ慌てていると間違えるものなので、おおまかな位置や目印になるモノはないかスタート前にチェックしておくとよいです。

トランジットエリアの番号

バイクの前まで行くと手に持っているゴーグルやキャップを置いて、まずはウェットを脱ぎます。足首が抜けずに苦労することが多いです。足で踏むだけでうまく脱げればよいですが、無理だと感じたら手を使った方が早いです。臨機応変に対応しましょう。このとき、足に変に力を入れるとふくらはぎがつりそうになるので注意してください。

脱いだウェットスーツはバイクラックに掛けたりバイク周辺の空いたスペースに置いておきます。大会によってはトランジットバッグに入れるというルールになっている場合があるので気をつけてください。大会要項やルールをよく読んでおきましょう。

ゼッケンベルトはスタート準備編で書いた通りすでに装着済です。あとは、ヘルメット・サングラスを付ければ完了(シューズをバイクに付けない人はここでシューズも履きます)このとき余裕があればタオルで足を軽く拭いておきましょう。砂などが足につくと靴ずれの原因になります。

準備ができたらバイクラックからバイクを取り出して下の写真のように乗車ラインまでバイクを押してきます。乗車ラインまでは絶対にバイクに乗らないでください。これはルールです。乗車ライン周辺にはチェックする人もいるので指示をよく聞いてくださいね。

バイク乗車位置

バイクラックの位置によってはかなりの距離を走る大会もあります。バイクシューズでは走りにくいので、そういう意味でもシューズはバイクに付けておいた方がいいんですね。ただ、何度も書きますがぶっつけ本番は大変危険なのでもしシューズをバイクに付ける場合は必ず事前に練習すしてくださいね。

ちなみに伊良湖大会では明確な乗車ラインがありません(こういう大会は珍しいと思います)。ではどこから乗るか?ですが、僕はコースにつながる真っ直ぐな道まで出てから乗っています。伊良湖大会のトランジットエリアは砂地でスリップしやすく、バイクに乗る方が危ないので路面の様子を見て判断しましょう。

下の写真は伊良湖でまさに僕がバイクに乗ろうとしているところです。このときはたまたまバイクラックの場所がコースにつながる真っ直ぐな道のすぐ横だったので、バイクラックから出してすぐにバイクに乗ることができました。ここは運も関係ありますね。

伊良湖のバイク乗車位置

トランジットが無事に終わると、一番の長丁場になるバイクです!

次はバイクのポイントについて説明していきます。

スポンサーリンク
Pocket

関連する記事