5.大会までに試しておくこと(補給食編)

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出る大会が決まれば、あとはそれにむけてトレーニングするだけです。トレーニングについては別のページで詳しく紹介していくとして、ここでは大会までに揃えておくモノやトレーニングの中にテストしておいた方がよい事を書いていきます。
レース中の無用のトラブルを避けるためも、ここに書いてあることは一度は目を通しておいてください。

補給食・ドリンクの必要性

トライアスロンは大量のエネルギーと水分を必要とします。なので運動中の補給がとても重要。

ランパートはエイドステーションで補給できますが、バイクはそうとも限りません。特にショートディスタンスの大会ではバイクパートではエイドステーションがない場合もあります。また、エイドがあっても紙コップやペットボトルで渡される大会ではバイクで走りながら飲むのは大変なことも。

ですので、ショートの大会ではバイクパートの補給は自分で用意するつもりでいてください。逆にいうと自分の好みのドリンクや補給食を用意できるので、練習でいろいろな製品を試して自分に合ったものを探しておきましょう。

ランパートもエネルギー補給だけは用意しておいた方が安全です。自分が欲しいモノがエイドにない場合もありますからね。

ドリンク選びのポイント

どういうドリンクがよいかですが、まず水ではなく必ずスポーツドリンクにします。水だけだと吸収が悪く、電解質不足による痙攣の原因にもなるので注意してください。

次にスポーツドリンクを選ぶ基準ですが、成分・効能も大事ですが味も大切です。炎天下のレースではドリンクが温くなることも多く、しんどい状況で不味くてぬるいドリンクを飲むのはかなり苦痛ですからね。

不味いドリンクをつくると・・・
僕はよくエネルギー補給用にカーボショッツというゼリー状の補給食を何個か入れて水で薄めたものを使います。2008年のアイアンマンでうっかり違う味の組み合わせで持ってきてしまい、まぁ大丈夫だろうとコーラとビーンズという2種類の味を混ぜてみたところ・・・あまりのまずさに(苦笑)途中で飲めなくなってしまった経験があります。最初は「不味いけどなんとかなるだろう」と思っていたのですが、バイクの後半、疲れてきた状態で温くて甘くて変な味のものを飲むと気持ち悪くなります。今思うと、口直しにさっぱりしたものも用意しておけば何とかなったかも知れませんね。

本当に味には十分に注意しましょう。効果/効能より味を優先させた方がよいぐらいです。どんなによいモノでも飲めなければ意味ありませんので。

補給食選びのポイント

補給食はエネルギーを補給することが目的なのでカロリーが多いことも一つの目安になります。1個あたりのカロリーが少ないと沢山補給する必要がありますからね。それからパッケージから出しやすいかどうか、携帯しやすいかどうかもよく考えてください。

というのは、バイクで「走りながら袋を破って食べる」というのは慣れないと難しいことだからです。レース前に必ず何回か練習してください。ぶっつけ本番だと開封できず食べれないということになりかねません。

もし、バイクに乗りながらは難しいと感じたら食べやすく加工したり携帯方法を工夫して対応するという手もあります。例えばパワーバーという定番の補給食の場合、かなり粘着のある固形物なので袋から出してフレームに直接貼る人もいます(下の写真のう○こみたいなやつです)。

バイクにつけたパワーバー

衛生上問題がありますが(苦笑)食べやすいのは確かです。やるなら自己責任でお願いしますね。また、ゼリー状のものなら先にも書きましたが、バイクボトルに入れてしまうのも手です。

個人的にはバイクボトルに入れる方法が一番ストレス無く補給できるのでオススメです。ただロングの場合途中で固形物を食べたくなるので、上の写真のようにすることもあります。

それから僕はやったことがないですが、おにぎりやまんじゅうなどを食べる人もいるようです。なので発想を自由にして(笑)補給食を選ぶのも楽しいと思います。好きなモノを食べながらレースを楽しむのもいいですからね。ただし、消化しやすいモノ・炭水化物を多く含むものを選びましょうね。肉とか食べても苦しくなるだけですので・・・

そして、くどいようですが(笑)どんなものでも必ず練習で実際に食べて問題がないことを確認してください。この一手間をやらないばっかりにつらいレースになる事もありますからね。

定番の補給食についてはトライアスロン基礎知識のほうで紹介していく予定です。

補給食だけで長くなったので機材・グッズ類の準備については次のページで!

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