走れないのが当たり前
バイクからランに移った直後はビックリするぐらい走れません。普段の練習で走るのとは違った感覚になります。とはえい、しばらく走ると慣れてくるのでそれまではガマンですね。バイクが終わった後すぐに走るという練習をしておくとこの切り替えが早くなりますが・・・僕はあんまりやってません。なのでバイクからランに移った直後は毎回全く走れません(苦笑)
何はともあれ単発でランニングするより走れないのが当たり前なので、苦しくても「そんなもんだ」と思って頑張ってください。悲観的になる必要はありません。
そう思うと心も折れにくいですよね?
エイドステーションで補給は十分とること
バイクで十分に補給をとっていても、ランスタートの段階では若干の脱水になっている可能性が高いです。また、トライアスロンのランは昼間の炎天下が多いです。ですのでエイドステーションではしっかり補給しましょう。
ランのエイドステーションではドリンクは紙コップで渡されます。これを持ったままでずっと走るわけにはいきません。ですので補給を飛ばすと次のエイドまで苦しい思いをするので気をつけてください。また、バイクの時と同じで一度にがぶ飲みすると吸収できないし胃が重くなって走りにくくなります。
そういうこともあり僕はよほど調子が良くない限りランのエイドステーションはすべて立ち寄ります。あなたの体力的な余裕を考えて判断しましょう。
飲むのは基本はスポーツドリンクです。これはミネラル類を補給して痙攣を避けるため。極力水ばかり飲むのは避けてください。もし水ばかり飲む場合は塩や梅干しなどミネラルも合わせて取ることを忘れずに!
補給食はジェル系のものをウェアに忍ばせて走りながら食べることが多いです。このときジェルだけ食べると口がねばねばして何か飲みたくなるので、エイドステーションの少し手前で食べるようにしています。そうすると食べた後すぐに水・ドリンクを飲めるので口がさっぱりしていいですよ。
手持ちの補給食が切れたらエイドステーションのものを食べることもあります。ショートディスタンスのレースではよっぽどないですがロングだとよくあります。
しんどかったり完走が目的ならエイドステーション毎に止まって食べて飲んで水をかぶって休むのが一番です。マラソン大会と違ってエイドステーションで止まって休む人もとても多いですからね。
エイドステーションでは開催地の名物が置いてある場合もあり、それを食べてエイドステーションの人と話をしてのんびりレースを楽しむのも有りです。食べ過ぎには注意ですが(笑)
それからかなり暑いので水をかぶりたくなることが多々ありますが、このときシューズにはなるべく水がかからないように注意。濡れてグジュグジュになったシューズは走りにくいし靴ずれの原因にもなりますので。一番冷却する必要があるのは頭と上半身なので前屈みになって水を掛けてもらうようにしましょう。
痛みが出てきたら・・・
ランでは身体の疲労がピークに達しており、さらに一番足に負担のかかる種目なので関節や筋肉が痛くなる場合があります。そんなときは無理せず立ち止まってストレッチをしたり歩きましょう。
エイドステーションにはエアーサロンパスや氷など冷やす系のものは大抵あります。基本的には痛みのある場所をアイシングして休めてあげてください。どうしても痛みが引かない場合はリタイヤも考えます。痛いのに無理をするとその後練習できなくなりシーズン全てを棒に振るることもあります。シーズン全体のことを考えて慎重に判断してください。リタイヤすることも勇気が必要です。実際、僕も膝がどうにも痛くなって2008年のアイアンマンはリタイヤしました。悔しいですがそれをバネにして次を頑張るというのも選択肢です。
リタイアは「もう一回挑戦する理由ができた」と前向きに捕らえましょうね。
いよいよフィニッシュ!
痛みも大丈夫で補給もしっかりとれば後は淡々とゴールを目指して進んでいくのみ。歩いても休憩しながらでも構いません。諦めなければゴールまで辿り着けます。
そうしてゴールが見えてくると・・・
本当にうれしくなってきますよ。
ほとんどの大会ではゴールテープを張ってくれます(伊良湖大会はいつからか上位の人しかゴールテープを張らなくなりました・・・)。さらにゴールシーンの写真も撮ってくれます(有料で買う場合もあれば後日郵送で送ってくれる場合もあります)
もちろん家族や友人と一緒にゴールもOK。他の選手の邪魔にならないように注意しましょうね。
では、完走の喜びを爆発させてフィニッシュしましょう!
無事完走お疲れさまでした!!
でもフィニッシュしたら終わりではありません。まだ表彰式やパーティなどがあります。
最後はフィニッシュ後のことや表彰式のお話しです。